ビデオ・オン・デマンド（VOD）の動画広告とは？ネットフリックス広告やAbemaTV広告などの出稿料金や方法を解説

ビデオ・オン・デマンド（VOD）の動画広告の料金や出稿方法についてはご存知でしょうか？昨今、ネットフリックスやAbemaTVなどのビデオ・オン・デマンド、つまり動画配信サービスでは広告配信の必要性が高まっています。今回はそんな動画配信サービスでの、広告を出稿する方法や、その料金設定について、わかりやすく解説していきます。VOD広告に関する知識が深まり、ネットフリックスやAbemaTVなどのVODサービスで広告出稿を考えている方にとって有益な情報となるでしょう。

VOD動画広告の基本知識

VOD広告とは、ビデオ・オン・デマンド（VOD）サービス内で配信される動画広告のことを指します。動画広告は、テレビ広告と比べて、より精度の高いターゲティングが可能な媒体もあり、視聴者の反応をリアルタイムで把握することができます。VOD広告は、動画広告の中でも、VODサービスを利用するユーザーに対してターゲティングを行うことができるため、効果的な広告手段の一つとされています。

VOD動画広告のサービス別の料金や特徴

続いて、VOD動画広告のサービス別の料金や特徴について早見表でご紹介します。

サービス	最低出稿金額	CPM（グロス）	セグメント配信	BLS付帯	注意事項
TVer	規定なし	06秒(6秒～10秒)：2,760円 15秒(11秒～22秒)：3,680円 30秒(23秒～37秒)：5,520円	性別・年齢・住所 放送局のコンテンツジャンル 興味・関心 DMPデータによるカスタマイズ	予約型600万円以上でBLS無償付帯	配信可能秒数：6秒～60秒の間で任意設定が可能 クリエイティブ本数：5本まで 掲載期間：１週間以上任意 ※オークション形式の配信もあり
AbemaTV	300万円（グロス）から配信可能	15秒：2,500円 30秒：5,000円	性別・年齢・エリア 番組のカテゴリや番組指定	予約型600万円以上でBLS無償付帯	※プログラムとのタイアップ配信等、AbemaTV独自の配信手法あり
Netflix	430万円（グロス）から配信可能	15秒：6,620円 30秒：8,280円	センシティブコンテンツブロックのみ可能	付帯なし	※他媒体で実施可能な一般的なセグメント配信が不可 ※広告プラン付き会員の会員数に応じて枠が確保されるため、2023年4月現在配信在庫が少ない
Twitch	規定なし	06秒 2,242円 06秒以上 – 20秒 2,587円 20秒以上 – 30秒 3450円	Twitchユーザーがゲームユーザーに特化しているため、セグメント配信は非推奨	予約型600万円以上でBLS無償付帯	※国外への配信が可能です ※在庫状況によって出稿可能金額が異なりますのでお問い合わせください

また、サービスごとの特徴については以下のような内容がございますので合わせてご確認ください。

TVer広告

日本国内の民法放送局がひとつになった新しいプラットフォームです。民法放送局の番組をリアルタイムだけでなく、放送終了後に一定期間配信するなど、今までTV上でした見れなかったコンテンツを見る手段として人気を博しています。

広告配信としては、民放ドラマを中心として女性のユーザー数が多いため、そちらをターゲットとしているクライアント様に人気を博しております。弊社GLASSではTVer様と直接のお取引をさせていただいているため、スムーズにご相談が可能です。

TVer広告とは？出稿方法や配信方法、最低料金と運用型セルフサーブについて

参考：https://tver.jp/

AbemaTV広告（Abema Ads）

AbemaTVはサイバーエージェント社とテレビ朝⽇社が共同出資した株式会社AbemaTVが運営するインターネットTVプラットフォーム、ビデオオンデマンドサービスです。

直近では、サッカーワールドカップやWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）の練習試合を放映するなど、着々と大型コンテンツの放映も増やしており、視聴者数が増加しております。

なお、恋愛番組や格闘技の配信などで18-34歳の若者を中心としたユーザーが多いのが特徴です。媒体の詳細については個別の記事でも紹介しておりますので御覧ください。

AbemaTV広告（ABEMA-Ads）とは？出稿方法や配信方法についてご紹介

参考：https://ad.abematv.co.jp/ad-product/

Netflix広告

Netflixは御存知の通り、国内外の映画・ドラマ・アニメ・ドキュメンタリーなどが定額料金で視聴できる動画配信サービスです。「Netlixオリジナル」と呼ばれるNetflixでしか視聴できないコンテンツが強みであり、日本国内では2016年頃から配信がスタートし、2022年現在では動画配信サービスとして国内で最もシェアを取っているサービスです。

今まではサブスクリプションモデル のみの提供でしたが、2022年末より広告モデルを開始することとなりました。現在は、まだ広告モデルのユーザー数が少ないため、在庫が少ない、ターゲティング配信ができないなどの課題がありますが、今後媒体としての成長が期待できるサービスです。媒体の詳細については個別の記事でも紹介しておりますので御覧ください。

Netflix（ネットフリックス）広告とは？出稿や配信方法について（2024年1月現在）

参考：https://help.netflix.com/ja/node/126831

VOD広告の出稿方法

続いて、VODのサービス別の広告出稿方法についてご紹介します。どちらのサービスの広告も弊社にてお取引がございますが、代理店様は直接メディアレップ様にお問い合わせいただくようお願いします。

VOD広告と類似の広告媒体

最後にVOD広告と類似の広告媒体についてもご紹介します。今までご紹介した広告媒体では要望を満たせない場合や、他に魅力的な媒体を発掘したい場合にご検討ください。なお、こちらでご紹介する媒体は動画クリエイティブの配信を前提としたものをご紹介します。

FireTV広告

FireTVStickはAmazon社が提供しているTVなどのディスプレイに接続して使用する映像出力機器です。FireTV広告はその機器にて表示されるメニュー画面や動画配信サービスの選択画面に広告を出稿することができます。

上記でご紹介したサービスなどへの出稿とともに、同様のターゲットへの出稿が期待できる媒体です。アマゾンプライムビデオへの広告出稿は限られた広告主様への展開となっており、代替の手段として注目されております。なお、最低出稿金額は250万円から実施することが可能です。

また、LPをAmazon社にて制作いただくことができるなど、独自のメニューを充実させているのも特徴となります。

FireTV広告とは？出稿や配信方法、最低料金について

参考：https://advertising.amazon.com/ja-jp/resources/ad-specs/fire-tv

SmartNews広告

30代以上のビジネスマンを中心に人気のニュースアプリ「SmartNews」でも広告配信が可能です。こちらのアプリはニュースアプリユーザー数NO.1かつ、利用頻度も高いということで対象のユーザー層の認知拡大に有効となります。男性女性とも比率はほぼ半々で、年代としては40～50代が多いです。予約型広告を600万円以上配信することで、BLSを無償付帯することも可能です。
CPMは予約型：2,760円、運用型：1,495円となります。（2023年4月現在）

その他にも弊社では、Youtube広告やInstagram広告、Tiktok広告などの運用型広告の運用および運用サポートをおこなっておりますので、お気軽にご相談いただければと思います。

参考：https://about.smartnews.com/ja/advertisers/

まとめ

今回は、VOD広告の料金や特徴についてご紹介させていただきました。今回は、まとめの記事として詳細は割愛させていただきましたが、それぞれの動画配信サービスで固有の媒体メニューが存在します。そちらの詳細については今回リンクを設定している別の記事をご覧ください。