FireTV広告とは?出稿や配信方法、最低料金について

昨今、一般的となったコネクテッドTVのツールの中で、以前から一定した人気を保っているのがAmazon社が提供するFireTVです。今回は、そのFireTVのトップ画面やメニューで表示される広告枠であるFireTV広告についてご紹介いたします。なお、FireTV広告と類似の、NetflixやAbemaTVを活用したVOD広告のまとめ記事もご用意しています。合わせてご覧ください。

FireTVとは

FireTVとは、Amazonが提供するテレビ向けのデジタルメディアプレーヤーで、これを利用することで様々な動画配信サービスを手軽に視聴することが可能となります。導入は非常に簡単で、FireTVデバイスをテレビに接続し、インターネットにつなげるだけです。そのため、スマートTVをお持ちでないユーザーでも、気軽に最新の動画配信サービスを利用することができます。

最も一般的なデバイスはFireTV stickであり、アマゾンでも主力の製品となっています。使用するユーザーのエリアは人口動態に近く、年齢性別などの属性もバランスよく配置されていることが特徴です。そのため、幅広い層へのリーチができるサービスと言えます。

FireTV広告の特徴

幅広い層にリーチできるFireTV広告ですが、それ以外にもいくつか特徴があると言えます。FireTVにておすすめされている広告の特徴についてご紹介します。

参考:https://advertising.amazon.com/ja-jp/resources/ad-specs/fire-tv

大きなキャンバスでの多彩な表現

家庭内にあるTVスクリーンを使い、大画面を活かした多彩な表現でブランドの世界観や動画体験を届けることが可能です。スマホなどの画面サイズの小さいメディアと異なり、TV画面に特化した配信面といえます。

ユニークなオーディエンスへのリーチ

Fire TVを使用中のユーザー(動画コンテンツを消費しようとしているモーメント) に直接リーチ可能です。動画視聴中の広告配信と異なり、動画を見ていないユーザーかつ、動画視聴に興味があるという特定のユーザー層にリーチができます。

ブランドセーフティ

Amazon が運営・管理するブランドセーフな Fire TV 画面(UI)上でのみ広告を配信するため、意図しない配信面への配信を防ぐことが可能です。

FireTV広告の概要

FireTV広告の配信面はいくつかに分かれております。それぞれについて簡単にご説明します。

フィーチャー・ローテーター

Fire TV ホームの最上部に掲載される、最も表示の大きな枠です。25%~100%までの一日ごとの買い切りやimp保証のプランなどの種類が複数あります。最低出稿金額については、250万円以上のご予算が必要となります。最新の情報は弊社までお問い合わせください。

インライン・ディスプレイバナー

Fire TV ホームにバナーを掲載する際に使用するメニューです。前述のフィーチャー・ローテーターと比べて安価に配信を行うことができます。クリッカブルバナーのため、独自のLPへと遷移させることが可能です。こちらも、25%~100%までの一日ごとの買い切りやimp保証のプランなどの種類が複数あります。最低出稿金額については、250万円以上のご予算が必要となります。

スクリーンセーバー

上記以外にもスクリーンセーバー上に広告を表示するということが可能です。

デフォルトの設定ではFire TV端末が5分間非アクティブの状態になると、スクリーンセーバーが自動的に起動します。スクリーンセーバー起動後計5つのスクリーンイメージ(各30秒)が 表示されます。広告表示がデフォルトのスクリーンセーバーイメージに優先されますが、複数の広告が入札されている場合には入札CPMにより表示順位が決定します。

こちらは最低出稿金額150万円からのため、他の配信面と比べ、安く配信することが可能です。

FireTV広告のポイント

FireTV広告のポイントについていくつかご紹介します。

成果報酬型の特徴的な配信面がある

FireTV広告には前述の配信面以外にも成果報酬型の特徴的な配信面があります。Fire TV上でのアプリダウンロードや、サブスクリプション登録、フリートライアルの促進を目的としたキャンペーンに適した配信面である「スポンサータイル」はとても特徴的です。

ランディングページをカスタマイズできる

各広告のランディング先としてフルスクリーンの動画に遷移する以外にもバナーからフルカスタムのLPへと遷移させることが可能です。こちらはAmazon社でのカスタム提供となりますので、一度メディアレップに問い合わせいただけますと幸いです。

FireTV広告出稿での注意点や補足

最後に、TVer広告で配信する際の注意点をお伝えします。

アマゾンプライムビデオでの広告配信は行えない

今回ご紹介したFireTV広告は、あくまでFireTVのホーム画面、メニュー画面で配信する広告のため、アマゾンプライムビデオを始めとしたFireTVを活用して視聴できるストリーミングサービスなどでの広告配信はできませんので注意が必要です。そのような内容についてのお問い合わせは以下の記事を御覧ください。

FireTV広告は広告代理店を経由して出稿

FireTV広告は、広告主が直接広告配信をすることができません。そのため、弊社を含めた代理店に発注し、広告出稿をすることをおすすめします。なお、どの代理店に出稿依頼をした場合でも、基本的には配信手数料は一律となります。不安な場合は複数の代理店に見積りを取ることをおすすめします。

まとめ

FireTV広告は利用者が非常に多いストリーミングメディアデバイスを活用した広告配信です。これからもストリーミングプラットフォームは拡大が見込めるため。広告配信の検討をおすすめします。なお、弊社ではストリーミングサービスへの配信についても情報を多く収集しています。

カテゴリー: 動画広告 / 基礎知識
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