昨今の会話型AIツールの発達により、マーケターの業務の効率化やクオリティ向上が期待されております。今回はChat-GPTを活用することでどのように記事作成を効率化することができるか、具体的に私が活用している方法を含めてご紹介します。Chat-GPTのご説明は有料版を活用するメリットは以前の記事でご紹介していますので参考記事としてよろしければご覧ください。
参考記事:ChatGPT-4とは?GPT有料版(plus)のマーケティング付加価値や活用法について
Chat-GPTで記事作成をする際の事前準備
まずは記事作成を行う前にChat-GPTで行っていただくべき準備についてご紹介します。
WebChatGPTをブラウザにインストールする
Chat-GPTそのものは検索エンジンと連動して最新の検索結果を反映することは難しいです。その弱点を補うためにWebChatGPTという拡張機能をブラウザにインストールし、起動してからご利用するようにしてください。
WebChatGPTの有料版の活用を検討する
Chat-GPTの有料版では、API呼び出しやリクエストに対する制限が緩和され、より多くのリクエストを送信できます。無料版では、1日あたりのリクエスト数や1時間あたりの制限が適用される場合がありますので、記事作成を複数行う場合は有料版の活用を検討ください。また、有料版のユーザーは、新機能やアップデートへのアクセスが優先されることがあります。また、リクエストのレスポンス時間が速くなることもありますので、活用を検討いただくと良いでしょう。
Chat-GPTで記事のタイトルを作成する
続いて、記事のタイトルを作成していきましょう。前提として作成したい記事のキーワードやテーマが定まっている必要があります。キーワード等が決まっていない場合はキーワードプランナーやGoogleBardを用いて決定しましょう。
参考記事:Google Bardでキーワード抽出する方法!SEO対策や検索広告出稿に使えるノウハウとは?
今回は参考記事でも取り上げている「Google Bard キーワード抽出」をキーワードにして作成した記事の例をご紹介します。具体的にキーワードと想定読者をご説明することで、具体的なタイトルが提示されます。

以下が、実際に入力したテキストです。入力の際の参考にしてください。
「Google Bard キーワード抽出」のキーワードをベースにした記事を執筆したいと思います。記事に合うようなタイトルを最低3つ以上用意してください。記事を読む読者はどちらのツールも使用することを検討しているマーケティング担当者です。
Chat-GPTで記事のリード文を作成する
続いて、Chat-GPTで記事のリード文を作成する方法をご紹介しますが、こちらではより具体的に指示を出していきましょう。Chat-GPTに尋ねる際は前述のタイトルをそのまま利用すると、よりそれにあったリード文を用意してくれます。

以下が、実際に入力したテキストです。入力の際の参考にしてください。
「Google Bardでキーワード抽出する方法!SEO対策や広告出稿に使えるノウハウとは」のタイトルで記事を執筆する予定です。 なお、文章を書くときは以下のルールを守ってください。 記事のリード文を用意してください。
・同じ語尾を3回連続で繰り返さないこと
・漢字 ひらがな カタカナの比率は 「2:7:1」 であること
・ですますで書くこと
・300文字以上500文字以内で書くこと
・この記事を読むことで得られるベネフィットを書くこと
Chat-GPTで記事の見出しと本文を作成する
続いて、Chat-GPTで記事の見出しと本文を作成します。見出しと本文については厳格にルールを決めて指示を出すことでより分かりやすい回答を提供してくれます。ルールの中にこの記事を読む読者のメリットとなるような内容を加えることで、魅力的な記事を生み出すことが可能です。

以下が、実際に入力したテキストです。入力の際の参考にしてください。
続いて、「Google Bardでキーワード抽出する方法!SEO対策や広告出稿に使えるノウハウとは」の記事の制作を行う際の見出しとそれに続く本文を作成してください。 なお、文章を書くときは以下のルールを守ってください。
・200~400字以内の導入文を冒頭に追加すること
・同じ語尾を3回連続で繰り返さないこと
・漢字 ひらがな カタカナの比率は 「2:7:1」 であること
・ですますで書くこと
・各見出しと本文で600文字以上記載する
・各見出しに対する結論を本文に記載すること
・Google Bardの紹介と、Google Bardでのキーワード抽出方法を含めること
・マークダウン記法で記載すること
Chat-GPTで記事を書く際の注意点
最後にChat-GPTで記事を書く際の注意点についてご案内します。
文章はそのまま使用せず添削する
言うまでもなく、Chat-GPTのみで作成した記事は日本人が読んだ際に違和感を感じる内容となる部分があります。そのため、文章をそのまま使用せず、必要な部分だけを抽出したり、文章内容の調整を行うようにしてください。
具体性のある内容を含んだ記事の執筆は難しい
Chat-GPTを活用した記事を執筆して感じたことは、情報をストックしたような記事の執筆はChat-GPTの活用が向いていますが、実際に行った内容や具体的な動作を説明する記事は、Chat-GPTが調査した内容では執筆が難しいということです。例えば、今回の記事でも、キャプチャ画像などを使用し、具体的な細かな説明が必要です。このような記事はChat-GPTを用いた記事の作成には向いていません。
なお、同様に人の具体的な感想を記すことも難しいため、そのセクションについては自分の考えを書くなど、うまく切り分けてご対応ください。
まとめ
今回はChat-GPTを活用した記事作成についてご紹介しました。Chat-GPTでは具体的な指示を与えることでタイトルや見出し、本文などを作成する事が可能です。ただし、その作業すべてをChat-GPTにまかせてしまうのではなく、人間の調整作業は必要なようです。
また、AIで執筆した文章を自動検知するような機能の開発も行われているとの噂があります。これから膨大な記事がAIによって生み出される可能性がありますので、そのような機能への対策も留意する必要がありそうです。
よろしければ全自動記事作成ツールGetbotzの紹介記事も御覧ください。
参考記事:Getbotz AI記事執筆活用法!記事制作の効率化とクオリティアップの方法とは?

株式会社GLASSのメンバーです。GLASSではテクノロジー活用に特化したデジタルマーケティング・DXのコンサルティングを行っています。マーケティング施策の中心となる「データ基盤」の構築・戦略設計・施策展開を支援し、エージェンシー的に実務代行も一貫して行うことで常に成果にコミットしています。