Tiktokハッシュタグチャレンジとは?実施方法やメリット・デメリットについて

現在、株式会社GLASSではTiktok広告の運用に力を入れております。今回はTiktokのプロモーション手段として有名なハッシュタグチャレンジについての概要やメリット、デメリットについてご紹介します。その他の広告配信方法については以下の記事もご参照ください。

参考記事:TikTok広告のSpark AdsとDiversion Adsの違いとは?

Tiktokの「ハッシュタグチャレンジ」とは?

ハッシュタグチャレンジとは主に1つのメインとなるハッシュタグを動画投稿につけ、それを軸に動画および商材のコンテンツを拡散させるユーザー参加型のプロモーション手法です。ハッシュタグチャレンジを行う際には、ブランドエフェクトと呼ばれる動画を加工するエフェクトを用意することが一般的で、プロモーションを行う商材を印象的に用いたエフェクトを制作し、ユーザーにそのエフェクトを用いて撮影して頂くことでプロモーション効果をもたらすことを目的としています。

ハッシュタグチャレンジは、実施にあたってブランドエフェクトやチャレンジページの掲載費、チャレンジをバズらせるための広告費が合わせてパッケージ化されております。値段は2,000万円~とプロモーションの中では比較的高額です。

Tiktokハッシュタグチャレンジの事例

Bytedance社のメディアで紹介しているTiktokハッシュタグチャレンジの事例をいくつかご紹介します。ハッシュタグチャレンジの重要点として、投稿動画が印象的で一般ユーザーも真似したくなるチャレンジとすべきという点がございます。そのため、インフルエンサーを起用し、ブランドエフェクトを活用していただくことが前提となることが多くなっています。お伝えの仕方を変えると、エフェクトのみを制作し、一般ユーザーの反響のみでハッシュタグチャレンジで成果を出すことは難しいといえます。

コーセー「メイク キープ ミスト EX」

コーセー様の商品をグループのNiziUを起用し、紹介するハッシュタグチャレンジとなっています。ブランドエフェクトで商品を紹介するチャレンジ内容となっています。

https://tiktok-for-business.co.jp/archives/6596/

丸亀製麺TVCM出演者オーディション「#食いっプリグランプリ」

こちらは一般ユーザーのみを対象としたハッシュタグチャレンジに見えますが、チャレンジ内容をバズらせるために、クリエイターを活用した動画を事前にご用意(詳細は以下リンクをご確認)されております。

https://tiktok-for-business.co.jp/archives/5822/

Tiktokハッシュタグチャレンジの実施方法

ハッシュタグチャレンジを実施したい場合は、以下の手順で実施頂くことをお勧めします。この記事をご覧頂いている方が、広告主の方か、広告代理店の方かによって、お問い合わせ方法が異なりますのでご注意ください。

  1. 代理店経由もしくは広告主ご自身でBytedance社へお問い合わせし、最新の実施料金やシミュレーションを確認する
  2. ハッシュタグチャレンジの実施要領について確認および決済を行う
  3. ハッシュタグチャレンジの必要素材の準備を行う
  4. 必要素材の入稿を行う

Tiktokハッシュタグチャレンジのお問い合わせについて

広告主の方がお問い合わせする場合

弊社のようなマーケティング支援会社にお問い合わせ頂くことをお勧めします。後述する通り、ハッシュタグチャレンジの準備には複雑な準備や手順が存在しますので、支援会社をご活用頂くべきかと思います。なお、代理店のようにBytedance社に直接問い合わせすることも可能ですが、Bytedance社からも支援会社の活用をおすすめされるかと思います。

広告代理店や支援会社がお問い合わせする場合

まずは、Tiktok for businessからBytedance社へお問い合わせすることをお勧めします。そのうえで、Bytedance社より最新の料金表や効果のシミュレーションを提供いただき、クライアントとご相談を進めるようにしてください。また、進行に当たりディレクションの工数が相当量発生するため、弊社のようなディレクションも可能な支援会社にご相談頂くこともお勧めします。

必要素材について

ハッシュタグチャレンジは実施にあたって多数の素材が必要となりますので、主要なものをいくつか紹介します。

  • ブランドエフェクト
    • ハッシュタグチャレンジで使用する動画撮影の加工エフェクトです。ハッシュタグチャレンジを実施する上で、必須の素材です。制作実績のある制作会社様へ依頼をすることをお勧めします。Bytedance社より紹介頂くことも可能です。
  • 楽曲
    • エフェクトに合わせた楽曲を新たに使用する場合に必要となります。オリジナルの楽曲を使用したい場合に楽曲の制作が必要となります。
  • LP
    • チャレンジの内容や商品の内容を詳しく紹介する場合にはランディングページ(LP)もWEB制作会社に制作頂くことが多いため、こちらも制作をお勧めします。
  • アイコン
    • 楽曲やエフェクトを表すアイコンを制作する必要があります。基本的には、ブランドエフェクトの制作会社に合わせて制作頂くことが多いです。
  • インフルエンサーの投稿動画
    • チャレンジをバズらせるために広告配信やLPへの掲載で使用する動画の制作をインフルエンサーに依頼します。インフルエンサーを抱える事務所や支援会社に発注をすることが多いです。
  • 説明文等のテキスト
    • チャレンジ内容を説明する説明文等のテキストが必要です。こちらは広告主様などが制作することも可能です
  • (プレゼントキャンペーンの商品など)
    • ハッシュタグチャレンジと合わせて優秀な投稿をしたユーザーにプレゼントをすることも多く、そちらの内容や商品の準備をすることもあります。

Tiktokハッシュタグチャレンジのメリット

Tiktokという流行のSNSで認知を拡大することができる

そのままですが、若年層を中心に流行するSNSで認知を拡大することが可能です。また、プレスリリースやSNSで紹介することも可能ですので、商材に関する権威性を高めることも可能となります。加えて、実施後にはブランド認知調査をTiktokを用いて行うことができ、実際に認知に貢献したかもわかります。なお、配信した広告については、リーチや視聴数などの定量的な成果も合わせて確認することが可能です。

Tiktokハッシュタグチャレンジのデメリット

工数や費用が多くかかる

前述の通り、ハッシュタグチャレンジはその他の広告施策やプロモーション施策と比較し、非常に準備物が多いです。そのため、ハッシュタグチャレンジのパッケージ費以外にも、制作費やインフルエンサーの起用費も発生するため、数値結果だけを見ると広告配信の方が成果が良いというケースもございます。また、多数の方の協力が必要不可欠のため、スケジュール遅れなどにも気をつける必要があります。

成果が安定しない

ハッシュタグチャレンジはユーザー巻き込み型の企画です。そのため、ユーザーの参加数が少ないと当初のシミュレーションよりも成果が大きく落ち込む可能性がございます。一方で、成果がシミュレーションよりも良好となることもございますので、プロモーションする商材の品質や、制作するブランドエフェクトやインフルエンサーの投稿動画の品質が成果に大きく左右するといえます。

まとめ

現在、ハッシュタグチャレンジの実施件数は低下傾向にあるようです。理由として、デメリットに掲げた部分が大きく、広告主様の期待以上の成果を出すことがが難しいという現状があるように思います。一方で競合が少ないこともあり、商材や起用するインフルエンサーに自信がある場合には、想定よりも良い結果を出せる可能性もあるといえます。

Tiktokは、ハッシュタグチャレンジ以外にもいくつもの広告配信方法がリリースされており、SNSとしても引き続き、急成長が続いております。そのため、Tiktokでのプロモーションに興味がある場合は、ハッシュタグチャレンジ以外の手法もご紹介可能ですので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。

カテゴリー: TikTok広告
GLASSで一緒に働いてみませんか?