【コスパ最強】玄人向けマーケティングデータ自動取得ツール”Dataslayer”の使い方

Google Analytics や Google広告についてはGoogleが公式に提供しているGoogleスプレッドシートの拡張機能があります。これらを利用するとデータを自動で取得して毎日更新するというようなことが可能になります。

参考:https://workspace.google.com/marketplace/app/google_ads/288999541255

参考:https://workspace.google.com/marketplace/app/google_analytics/477988381226

しかし、Google以外の様々なマーケティング施策を実施している場合に、それらを統合した簡易のレポートの更新を自動化したいことがあります。このようなケースではどのようにその仕組みを作るのが良いのでしょうか?

今回、この具体的な方法をご説明します。前提として、簡易にデータを取得する展開先としては「Googleスプレッドシート」を想定しております。

取得するデータのサンプル

下記の表のようなデータを毎日自動更新するデータを取得します。

  • 日付
  • キャンペーン
  • 広告グループ
  • コスト
  • インプレッション
  • クリック
  • コンバージョン

利用するデータ取得ツール

2022年時点において簡易にマーケティングデータを効率的に取得したい場合は Dataslayer がオススメです。まず国内に使い勝手の良くて安いツールはありません。海外だと数が非常に多く、Supermetricsなどが有名で使いやすいのですが、安くても月1万円以上からとお手頃価格ではないです。そんな中で低価格で提供されていて機能も十分なものが Dataslayer です。

Dataslayerを利用する上での注意点として、下記2点があります。

  • Yahoo広告には対応していない(グローバルサービスのため。どうしても必要な場合はYahooだけ手動もしくは、国産の少し高いツールを利用し、かつ少し複雑な設定をする必要があり)
  • サービスの言語が英語

Dataslayer はあやゆるマーケデータの連携先としてGoogleスプレッドシート以外のBigQueryやDatastudio(データポータル)にも対応しているが基本的にはGoogleスプレッドシートが使いやすくておすすめです。

参考:https://dataslayer.ai/

ユーザー登録

下記のような感じで、トップページのボタンから利用を開始できます。Googleスプレッドシートの拡張機能をインストールして登録します。

データ取得

Googleスプレッドシートにおいて、
拡張機能 > Dataslayer > Launch sidebar
からサービスを利用します。

Dataslayer の拡張機能上で下記のような設定をします。

  • Connectors・・・データを取得したい対象のプラットフォームを選択(例:Google Ads)
  • Your accounts・・・対象のプラットフォーム内のアカウントを選択
  • Data table・・・日付やキャンペーン名などの”dims” と、コストやクリックなどの “metrics” を選択

指定ができれば ”Generate Table” でデータが自動で取得されます。

自動更新設定

データを自動更新する場合はできる限り以下のように”Schedule”ボタンから”Refresh daily”と開始時刻を設定することですでにデータ取得しているシートの自動更新が可能になります。

sample - Google スプレッドシート - Google Chrome 2022-08-06 at 11.07.57 PM

この機能は無料プランでは提供されておらず、年間契約の月額$59USD(1ドル約135円として月額8000円)の有料プランから自動更新が利用可能になります。

ご案内は以上になります。年間契約なのがネックですが、15日案無料トライアルが可能ですのでその間に利用感を体感いただくのが良いと思います。データの自動更新ができれば、マーケティング施策が非常に効率的になるかなと思います。

是非試してみて下さい。

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