GA4 BigQueryの100万/日イベント上限の節約方法

GA4でBigQueryを使った分析をする大前提となるものがBigQuery Exportです。

このBigQuery Export ですが、サイトの規模やイベントの計測設定状況によって、無料のGA4だと機能しないことがあるので注意ください。

1日100万イベントのエクスポートまでが上限

管理画面で設定をする際に下記のような注意が出ます。

この1日の推定合計イベントが1、つまり100万件に近づいている場合は注意が必要です。これが0.1以下のサイトであればいったん無視して問題ないでしょう。

上限を超えるとどうなるのか?

ヘルプにはこのように記載がされています。

標準プロパティでは、BigQuery Export の 1 日の上限は 100 万イベントです。プロパティがエクスポートの上限を継続的に超えると、BigQuery の日次エクスポートは一時停止され、それ以前の数日間のエクスポートは再処理されません

プロパティの編集者と管理者には、自らが管理しているプロパティが 1 日の上限を超えるたびにメール通知が届きます。この通知には、何も対応しなかった場合にエクスポートが一時停止される時期が記載されます。また、標準プロパティが 1 日の上限である 100 万件イベントを大幅に超えると、アナリティクスでは日次エクスポートが直ちに一時停止されることがあります。通知が届いた場合は、データ フィルタリング機能(データ ストリーム エクスポートとイベント除外)を利用して、毎日エクスポートするイベント数を減らし、日次エクスポートの作業を継続できるようにしてください。

BigQuery Export に関する制限

つまり、上限を超えるとその期間の日次BigQueryテーブルが欠損してしまうということです。これはデータの連続性が途切れてしまうので1日でもあると非常にやっかいです。実際の事例で数日日次テーブルが欠損したケースを確認しています。この期間のデータをどう補完するか、諦めるのかなど大変対処に困ります。

上限を超えないための対処方法

対処方法には

  1. GA4有料版を申し込む
  2. Export対象のイベントを絞り込む
    1. GTMでGA4計測対象を絞り込む
    2. Exportイベントをイベント名で絞り込む

があります。

GA4有料版を申し込む

これが簡単な解決方法で、GAリセラー経由で上限を超えられるように有料版にアップグレードする方法です。

ざっくり月額で50万円以上するかと思われるのでかなり高いですが、確実な方法です。公式にサポートももらえます。

Export対象のイベントを絞り込む

有料版はさすがに高いという場合は、イベントを絞り込むことになります。

A. GTMでGA4計測対象を絞り込む

GTM上でGA4のタグを制御することでイベント数を制御します。この方法ではあまり計測の必要の無いサイト内のディレクトリなどを除外することでベースの計測ページを減らす方法です。必要性の薄いページも計測している場合や、何らかの管理画面を計測しているような場合は実施の価値があります。

B. Exportイベントをイベント名で絞り込む

Exportイベントだけを絞り込む方法です。これはイベント名を管理画面上で簡単に絞り込むことができるので最も使いやすい方法でおすすめです。絞り込んだ結果どのくらいの1日あたりのExportイベント数になるのかがひと目でわかります。

具体的には以下のような手順になります。

BigQuery のリンク
対象のプロジェクトを選択
データストリームとイベントの設定
追加
Export対象から外したいイベントを選択して追加
除外するイベントに選択したイベントがあることと、1日の推定合計イベント数が減っていることを確認して適用

となります。

選択するイベントのポイント

どのイベントを除外するべきかと悩んだ場合は、

  1. コンバージョン
  2. コンバージョン以外の重要イベント
  3. その他

というように分けて、イベント数でのインパクトも加味して判断しましょう。基本的には3から除外し、十分でない場合は2も除外します。

page_view と user_engagement は非常にイベント数が多くなりやすいのですが、PVやエンゲージメント指標をBigQueryで算出する必要がない場合は除外しても問題ないです。

以上、GA4のBigQuery Exportについてでした!

カテゴリー: GA4 / データ基盤
タグ: GA4
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