アプリを運用する事業者の皆様にとって、切っても切り離せないのがアプリ広告でのユーザー獲得やユーザーエンゲージの戦略です。今回は、アプリの運営企業やアプリマーケティングのクライアント支援を行っていた私の立場から、アプリ広告の広告代理店選定時のポイントをおまとめします。
ウェブ広告とアプリ広告の違い
まずはじめに、ウェブ広告とアプリ広告の違いを簡単におまとめしたいと思います。
広告の種類 | ウェブ広告 | アプリ広告 |
媒体の種類 | 商材によって、運用媒体が大きく異る Google/Yahoo/Instagram/Twitter/LINEなどの運用型広告 アドネットワーク型の広告 買い切り型の純広告 成果報酬型のアフリエイト広告 | 後述するアプリ計測ツールに依存して媒体の柔軟さが乏しい Google/Yahoo/Instagram/Twitter/LINEなどの運用型広告 アプリに最適化されたアドネットワーク型の広告 成果報酬型のアフリエイト広告(種類が少ない) |
計測ツール | 広告管理画面やGoogle Analyticsなどのツール | 広告管理画面およびアプリ計測ツール(※) |
運用経験者の数 | 多い | 少ない |
商材の種類 | 多種多様で様々 | ゲームやエンターテイメント、ライフスタイルが中心 |
主要なKPIの例 | ページ訪問/申込み/問い合わせ/会員登録/購入/広告収益 | インストール/継続/購入/アプリ内広告収益 |
上記に記載の通り、ウェブ広告とアプリ広告では大きくその内容が異なります。そのため、アプリ広告に合った広告代理店を発見することが非常に重要となります。
※アプリ計測ツールの参考記事:【アプリマーケター必見!】アプリマーケで検討必須のツールまとめ
広告代理店選定時のポイントは
上記の違いを踏まえて、アプリ広告の運用代理店事業者の選定時のポイントをおまとめします。
- アプリ広告の経験があるか
- アプリ内広告や購入収益との連携ができるか
- アプリ広告に合わせたレポーティングができるか
アプリ広告の経験があるか
アプリ広告独自の計測ツールとの連携やアプリ内部とのつなぎ込みには、アプリ広告専用の知識が必要になります。また、計測ツールとのつなぎ込みについて、メンテナンスをやってもらえるのかというところも非常に重要です。また、アプリ広告は運用ジャンルに偏りがある場合も多く、依頼をしたいアプリと同ジャンルのアプリの経験があるかも重要です。
アプリ内広告や購入収益との連携ができるか
インストールからユーザーの収益化まで一貫したマーケティング活動(LTVを上げる施策)が必要に思いますので、単にインストールさせて終わり、までしかコミット頂けないとなると、クライアントへの利益貢献とはなりません。前述のアプリ広告の経験に加えて、アプリ内で広告収益や購入を指標としている場合は注意が必要です。手前のKPIまでしか追ってもらえず、収益化を見込んだ施策提案がないなど、収益化はクライアントのみで検討となってしまう可能性があります。
アプリ広告に合わせたレポーティングができるか
アプリ広告はインストールだけではなく、アプリページへの到達も一つの指標となるなど、ウェブ広告とは異なる遷移や挙動が存在ます。そういったアプリ広告専用の指標についてもレポートが対応しているかについても確認しましょう。また、レポーティングの際には、アプリ計測ツールを活用するため、開発予定の計測ツールの経験があるかも確認しましょう。
まとめ
今回はアプリ広告の代理店選定についてご紹介しました。株式会社GLASSは上記のポイントをすべて満たしており、アプリ広告運用の経験も豊富ですので、もしご興味があればお気軽にお問い合わせください。
株式会社GLASSのメンバーです。GLASSではテクノロジー活用に特化したデジタルマーケティング・DXのコンサルティングを行っています。マーケティング施策の中心となる「データ基盤」の構築・戦略設計・施策展開を支援し、エージェンシー的に実務代行も一貫して行うことで常に成果にコミットしています。