ウェブマーケターの登竜門的な資格であるウェブ解析士。今回は、2022年にその資格を取得した私の視点で、実際にウェブ解析士の資格を取得する意味はあるのか。また、取得に向いている人はどのような人なのかを考え、こちらでご紹介します。
なお、現役のウェブマーケターが効率的に資格取得をするための方法については、改めて別の記事でご紹介いたします。
ウェブ解析士とは?
まずは、ウェブ解析士という資格についてご紹介します。ウェブ解析士協会のホームページでは、ウェブ解析士について以下のように定義しています。
デジタルマーケティングの知識・スキルを習得するための基盤となるのが〈ウェブ解析〉です。
ウェブ解析について「体系的に学べる環境」や「スキルの評価基準」を設け、
ウェブ解析士協会ホームページ
必要な能力や知識を身に着けられる資格が〈ウェブ解析士〉です。
実際にウェブ解析士の資格を取得した私の視点からしても、ウェブ解析について体系的に学べ、スキルの評価基準となる資格という点について相違はございません。ただし、ウェブ解析士資格を取得できていればデジタルマーケター、ウェブマーケターとして一流ということはなく、ウェブ解析における最低限の知識スキルを身に着けたといえるレベルであると考えます。
ウェブ解析士になる方法
ウェブ解析士になるためには、ウェブ解析士の公式サイトをご確認ください。
資格取得の過程で行う、ウェブ解析士認定講座の受講は任意です。個人的には、ウェブマーケターの経験がある方が受講は不要に思います。また受講料も発生するので節約にもなります。
注意点として、試験合格後、2週間以内に認定レポートを作成する必要がありますので、必ず忘れずに作成しましょう。
ウェブ解析士の資格は複数存在する
前項のとおり、ウェブ解析士の資格は最低限の知識スキルの資格であるといえます。ウェブ解析士協会では、ウェブ解析士の中でも複数の資格を用意しており、一般のウェブ解析士がビギナーの位置付けであるということがわかります。具体的に他には以下のような資格があると紹介されております。
- ウェブ解析士
- ウェブ解析やウェブマーケティングに関する基礎知識を習得し、共通の用語認識を基に、営業・制作・開発・社内ウェブマスター業務等の遂行・業務効率化を可能にすることを目指します。
- 上級ウェブ解析士
- ウェブ解析やウェブマーケティングに関する応用知識を習得し、データの正しい認識を基に、クライアント及び社内経営陣・上長への説明、交渉等、事業の成果につながる提案スキル向上を目指します。
- ウェブ解析マスター
- ウェブ解析士の資格制度に関する教育研修のためのスキル(技能・技術)と知識を習得、講師として独自に講座を開設し、企業や教育機関などで講義と指導を行えるようになることを目指します。
引用:認定資格
ウェブ解析士の資格を取得するメリット
実際にウェブ解析士の資格を取得してみて感じたウェブ解析士の資格を取得するメリットをご紹介します。
デジタルマーケティングやウェブマーケティングの知識を体系的に学ぶことができる
現役のウェブマーケターの方でも、マーケティング全般の知識経験を網羅しているという方は少ないのではないでしょうか。ウェブ解析士では、今まで経験したこと無い領域についても知識を得ることができることはメリットになると考えます
ウェブ解析士という肩書に寄る安心感や信頼感を与えることができる
ビギナー取得といえども、ウェブ解析士やウェブマーケティングの心得がある方にとっては非常に知名度のある資格のため、知識や経験を有しており、信頼できる人物であるという印象をあたえることができるように思います。
取得後にウェブ解析士協会主催の各種セミナーなどに参加できる
ウェブ解析士協会では、資格取得後にウェブ解析士が参加できる公式のセミナーやイベントを開催しております。新たな知識の習得や業界の最新情報などを知ることができ、また同じウェブ解析士のネットワークの活用も含めメリットになると思われます。
具体的にどのようなセミナーやイベントがあるかをいくつかご紹介いたします。
- 「伝わる話し方」セミナー
- データサイエンス入門
- 新規事業立ち上げのコツ
このようにマーケティングだけではなく、幅広いビジネスの知識を得られるセミナーがございました。
一方で資格の取得におけるデメリットはそれに合わせた学習時間がかかるもしくは費用が発生するという点はありますが、大きなデメリットはないでしょう。
ウェブ解析士の資格取得をおすすめする人
ウェブ解析士の資格取得をおすすめする人は上記のメリットを必要としている方ではないでしょうか。
- デジタルマーケティングやウェブマーケティングの知識を網羅的に習得したい
- ウェブ解析士の資格を用いて社内外に安心感や信頼感を与えたい
- ウェブ解析士協会公式のセミナーやイベントに参加したい
特に、知識を習得したいというのは、私のようにすでにマーケターとして活動している方には学び直しという目的もあるかと思いました。ウェブ解析士資格では、2022年最新の情報の取り扱いもあるため、新たな知識と復習のどちらも行うことができるのではと思います。
まとめ
新入社員からベテラン社員までウェブ解析士を取得する目的は様々です。今回は取得をおすすめする方についてご紹介しましたが、次回は資格取得までの道のりについて詳細をご紹介します。
株式会社GLASSのメンバーです。GLASSではテクノロジー活用に特化したデジタルマーケティング・DXのコンサルティングを行っています。マーケティング施策の中心となる「データ基盤」の構築・戦略設計・施策展開を支援し、エージェンシー的に実務代行も一貫して行うことで常に成果にコミットしています。