本記事ではMeta広告を実施する場合の二段階認証をしていない場合のリスクと、設定しておくべき2つの二段階認証について、ご説明いたします。
二段階認証を設定しないと・・・
万が一、IDとPASSが流出してしまうと、ユーザーアカウントが乗っ取られる可能性があります。
実被害も・・・
実際、私の周りで管理者権限を持つユーザーアカウントが乗っ取られてしまい、広告マネージャから無関係な広告を配信された例もあります。(2日間で約100万円ほど使われてしまったとか・・・)
乗っ取りなどによって使われてしまった広告費は基本的にMeta社から返還されるようですが、手続きが面倒で、かなり時間がかかります。
また、乗っ取られたことがあるユーザーアカウントは、Meta社から要注意アカウントとして登録されてしまい、Metaのサービスを使用することができなくなります。(申し立ては可能ですが、これもかなり時間がかかってしまうとのこと・・・)
上記の点を踏まえ、Meta社がフォローしてくれるものの、かなり面倒そうですし、社内での対応やクライアント様への説明などでかかる工数をさらに考慮すると、二段階認証は必ず対応しておいた方が良いものと言えます。
二段階認証の設定方法
ご案内する方法はPCブラウザ上での操作方法となります。スマートフォンでも大きくは変わらないとは思いますが、ご留意ください。
個人アカウント
①Facebookにログイン後、右上の自分のアイコンをクリック。「設定とプライバシー」を開く。
②「プライバシー設定の確認」をクリック。
③「アカウントの安全確保」をクリックして、手順に沿って二段階認証を進めてください。
ビジネスマネージャ
①ビジネスマネージャにログインします。
②ハンバーガーメニューから「ビジネス設定」を選択。
③「ビジネス情報」を選択し、「ビジネスオプション」の二段階認証を「すべてのユーザー」に変更します。
以上で設定は完了です。
補足:MessengerのMetaサポートからの連絡について
最近MessengerからMetaのサポートを名乗る人物から連絡が来たり、不安を煽るようなメッセージが来ることが多くなっていますが、基本的にすべてスパム・詐欺ですのでご注意ください。
弊社のMeta社のご担当者様より、「Meta社がMessengerで連絡を取ろうとすることはない」とおっしゃっておりましたので、基本的には無視してください。(こちらからMeta社サポートへ連絡したときのスレッドでのやり取りは別。)
まとめ
昨今、アカウントの乗っ取りやスパム・詐欺が多発しています。
Metaだけでなく、その他のサービスのログイン情報や二段階認証の状況も、今一度ご確認いただくことをオススメいたします。
株式会社GLASS コンサルタント。2015年、アドデジタル株式会社に入社。WEB広告の営業、広告運用を兼任し、EC事業クライアントを中心とした幅広い業界の広告運用に携わる。タグマネジメント、データフィードマネジメントなど広告に関わる領域から、データ分析、CRMなどWEB広告だけではない幅広いWEBマーケティングの知識でクライアントの業績向上に貢献。プレイヤーとして現場に出つつ、営業・広告運用チームのリーダーを担当。2022年に株式会社GLASS入社。