【Google広告】最適化案の自動適用はどの項目を有効化すべきか?

【Google広告】最適化案の自動適用はどの項目を有効化すべきか?

こんにちは。GLASSのコンサルタント、芝田です。

今回はGoogle広告における最適化案の自動適用は、どの項目を有効化すべきなのか説明します。

Google広告含め、マーケティングのことについてお悩みの場合はぜひ弊社までご相談ください。

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最適化案の自動適用とは?

簡単に説明すると、Google広告が「この広告、こうしたらもっと良くなるよ!」と提案してくれた最適化案を自動的に適用する、という機能です。なんと便利な機能でしょうか!

しかし、何も考えずに自動適用を有効化すると意図しない広告が出稿されたり、広告のパフォーマンスが低下する危険性があるため、有効化する項目はしっかりと選んだほうが良いです。

自動適用の設定は、左サイドメニューのキャンペーン > 最適化案 > 自動適用から可能です。自動適用はアカウント単位での設定となるため、ページ上部でキャンペーンを選択した状態だと「自動適用」のボタンが表示されないのでご注意ください。

Google広告で最適化案の自動適用の設定方法

自動適用の各項目の説明と推奨度

それでは早速、自動適用の各項目の説明と有効化推奨度について述べます。

有効化推奨度は以下の3段階で評価しています。

推奨度の記号意味
特に理由がなければ原則オンにすることを推奨。
場合によってオン、オフのどちらが良いか分かれるので、説明を理解したうえで判断する。よくわからなければオフにすることを推奨。
×原則オフにすることを推奨。

以下の自動適用の各項目は、設定画面と同じ分け方をしています。

広告のパフォーマンスを維持する

広告とアセット

最適化案説明推奨度
広告のローテーションを最適化しましょう広告が2つ以上存在する広告グループ内で、優れた掲載結果が期待できる広告を優先的に配信します。
レスポンシブ検索広告を追加しましょう広告グループ内にレスポンシブ検索広告が存在しない場合に自動でレスポンシブ広告を追加します。広告見出しと説明文のアセットは、広告の最終ページ URL や同じ広告グループ内のアセットなど既存のコンテンツから取得されます。全く的外れな広告にはなりにくいですが、意図しない広告が作られる可能性もあるので注意が必要です。
レスポンシブ検索広告を改善既存のレスポンシブ広告内で自動でアセットを追加します。
既にアセットがすべて埋まっている場合(見出しは最大15個、説明文は最大4個)、既存のアセットと入れ替わることもあります。全く的外れな広告にはなりにくいですが、意図しない広告が作られる可能性もあるので注意が必要です。

キーワードとターゲティング

最適化案説明推奨度
重複するキーワードを削除しましょう同一広告グループ内に複数の似たようなキーワードがある場合、検索語句の一致の範囲が狭かったり、成果が低いキーワードを削除します。キーワードのマッチタイプが異なる場合も重複と見なされます。意図せずにキーワードの一致範囲が広げられてしまうことがあるので注意が必要です。
広告配信に使われていないキーワードを削除しましょう過去1年以上インプレッションが出ていないキーワードを削除します。
競合する除外キーワードを削除する除外キーワードの設定によって配信キーワードの表示が妨げられている場合に、除外キーワードを削除して広告が表示されるようにします。除外キーワードをNGワード(競合他社の屋号や商標など)のフィルタとして利用している場合、意図せずに除外キーワードが削除されてしまうことがあるので注意が必要です。
最適化されたターゲティングを使用する手動設定したターゲティング範囲を超えて、コンバージョンに至る可能性が高く、関連性の高い新規のユーザーにリーチします。意図しないターゲットに広告が表示されてしまうことがあるので注意が必要です。

測定

最適化案説明推奨度
コンバージョントラッキングをアップグレードしましょうラストクリック評価などに設定しているコンバージョン計測を自動でデータドリブンアトリビューション(ユーザーがコンバージョンに至るまでに操作したさまざまな広告に対してコンバージョンへの貢献度を按分する方法)に変更します。

ビジネスを拡大する

キーワードとターゲティング

最適化案説明推奨度
新しいキーワードを追加しましょうGoogleが最適だと判断したキーワードを自動で追加します。意図しないキーワードで広告が表示されることがあるので注意が必要です。
インテントマッチキーワードを追加する登録しているキーワードの内、インテントマッチ(部分一致)で登録していないものをインテントマッチで追加します。意図せずにキーワードの一致範囲が広げられてしまうことがあるので注意が必要です。
ディスプレイネットワーク対応を使用する検索広告で使い切れない予算をディスプレイ広告の配信に使います。検索広告から自動生成されたディスプレイ広告が表示されます。意図しない形で広告が表示され、予算を使ってしまうことがあるため注意が必要です。×

入札単価

最適化案説明推奨度
目標インプレッションシェアを使って、広告費用対効果を改善しましょうすべてのキャンペーンの入札戦略を「目標インプレッションシェア」にします。×
「クリック数の最大化」を使って、広告費用対効果を上げましょうすべてのキャンペーンの入札戦略を「クリック数の最大化」にします。×
「コンバージョン数の最大化」を使って、広告費用対効果を改善しましょうすべてのキャンペーンの入札戦略を「コンバージョン数の最大化」にします。×
「コンバージョン値の最大化」を使って、広告費用対効果を改善しましょうすべてのキャンペーンの入札戦略を「コンバージョン値の最大化」にします。×
目標コンバージョン単価を使用した「コンバージョン数の最大化」で効率的に入札しましょうすべてのキャンペーンの入札戦略を目標コンバージョン単価を使用した「コンバージョン数の最大化」にします。×
目標広告費用対効果に基づく「コンバージョン値の最大化」を使って、より効率的に入札しましょうすべてのキャンペーンの入札戦略を目標広告費用対効果に基づく「コンバージョン値の最大化」にします。×
目標コンバージョン単価の設定すべてのキャンペーンの入札戦略を「目標コンバージョン単価」にします。×
目標広告費用対効果の設定すべてのキャンペーンの入札戦略を「目標広告費用対効果」にします。×
目標コンバージョン単価の調整すべてのキャンペーンの目標コンバージョン単価を最適だとされる値に変更します。×
広告費用対効果の目標値を調整するすべてのキャンペーンの目標広告費用対効果を最適だとされる値に変更します。×
アカウントのデフォルトの目標として「来店」を追加アカウント単位のデフォルトの目標に「来店」が含まれるようにします。

まとめ

今回はGoogle広告における最適化案の自動適用は、どの項目を有効化すべきなのかについて説明しました。

人によって各項目の推奨度は変わってくるかと思います。そのため本記事は絶対ではなく、あくまで1つの考えだと捉えていただき、ご自身で設定する際の参考にしてください。

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カテゴリー: Google広告
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