【無料テンプレートあり】GA4×Looker Studioでのサイト分析方法(ユースケース5選)

こんにちは。GLASSテクノロジー部の森です。今回はGA4とLooker Studioを使ったサイト分析の方法についてご紹介します。

GA4は高機能ですが、「具体的にどの画面を見て、どう判断すればいいのか?」は、意外と悩ましいポイントですよね。
特にサイトの改善や施策の評価をする中で、「知りたい指標にすぐたどりつけない」ということもあると思います。

GLASSでは以前から、GA4のデータをLooker Studioで可視化し、チーム内での共有や検証に役立てています。
このGA4のLooker Studioテンプレートは無償で公開しています。今回はこのテンプレートを、「どんな場面でどう使えるか?」というユースケース別の視点でご紹介します。

このテンプレートでできること

  • セッション数、CV数、CVRなどの主要指標を月次・日次で確認
  • ランディングページ、チャネル、属性などでフィルタし比較分析
  • 棒グラフや表をクリックするだけでクロスフィルタできる
  • ドリルダウンや比較など、Looker Studioの操作性も活用しやすい構成

ユースケース別:こんな時にこう見る!

🔸ユースケース①:サイト全体の成果を月単位で確認したい

  • 使うページ:月次サマリー
  • 具体例:たとえば「先月、トラフィックがどう変化したか?」を知りたいとき
    → 期間フィルタで「先月」を選択し、セッション数とCV数の推移を見る
    → 前月比・前年比も自動で表示されるので変化に気づきやすい


🔸ユースケース②:成果につながっているLPを把握したい

  • 使うページ:LP別
  • 具体例:たとえば「広告経由でCVが多いLPはどれか?」を知りたいとき
    → チャネルグループで「Paid Search」を選択
    → CV列で並び替え、成果の高いLPを上位表示
    → さらに行をクリックすると、そのLPだけで全体が再描画されます(クロスフィルタリング)


🔸ユースケース③:広告キャンペーンの成果を確認したい

  • 使うページ:詳細分析
  • 具体例:たとえば「4月に開始したGoogle広告のキャンペーンはどのくらい成果が出たか?」を見たいとき
    → 期間を「4月」に設定
    → チャネルで「Paid Search」を選択
    → キャンペーンで該当のキャンペーンを選択
    → CV数やCVR、PV数の推移グラフで変化を確認


🔸ユースケース④:どんなユーザーがCVしているかを知りたい

  • 使うページ:ユーザー属性概要
  • 具体例:たとえば「あるLPに来てCVしたユーザーの属性は?」を見たいとき
    → ランディングページでそのLPを選択
    → 年齢・性別・デバイス別の円グラフで構成を確認
    → 全体セッションとCVセッションの円グラフの比較から、どの属性が成果に貢献しているかすぐに把握可能


🔸ユースケース⑤:曜日によって成果が違うかを分析したい

  • 使うページ:詳細分析
  • 具体例:たとえば「CVが発生しづらい曜日は?」を見たいとき
    → 期間を1ヶ月に設定
    → 時間軸分析表でドリルダウンを使って曜日単位で表示
    → CVRやエンゲージメント時間で傾向を把握

❓ よくある質問(FAQ)

Q. ドリルダウンで、月→週や日→曜日などに切り替えられますか?

A. はい、グラフ右上の「↑↓マーク(階層アイコン)」から切り替え可能です。
例えば月単位で推移を見たあと、日単位までドリルダウンして特定日の詳細を確認できます。


Q. 特定の条件で絞って見られますか?

A. はい。画面上部のフィルタで以下のような条件が指定できます:

  • チャネルグループ、参照元/メディア、ランディングページ
  • メディア、キャンペーン、デバイス、性別 など(詳細分析ページ)

さらに便利なのがLooker Studioの「クロスフィルタ」機能です。

  • 表の1行やグラフの1本をクリックするだけで、自動的に絞り込みがかかります
    • 例:特定LPの行をクリック → そのLPのみでダッシュボード全体を再描画

📥 テンプレートはこちらから利用できます

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GA4のデータを「チームで活かす」ために、GLASSが実際に使っているダッシュボードをそのまま公開しています。
ぜひ自社のGA4プロパティに接続して、施策の分析や成果の振り返りにご活用ください。

カテゴリー: GA4 / ダッシュボード
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