こんにちは🌞
最近引っ越して仕事部屋が広くなりました👍 GLASS テクノロジー部、森です。
GLASSでは、全社員が月に1本ブログ記事を執筆するという取り組みを行っています。
マーケターはもちろん、エンジニア、デザイナー、総務、そして代表までもが、各自の視点で記事を投稿しています。
この取り組みの目的は以下の2つです。
- 社内の知見やノウハウを外部発信することで社会や業界に貢献する
- 全社員が自社のマーケティングに関心を持ち、参加する文化を醸成する
ブログ運用は、単なる「情報発信」ではなく、社員一人ひとりが自社の取り組みを言語化し、整理し、伝えるトレーニングの場でもあると思っています。
また、副次効果として、社員間でも「こんなテクニックあったんだ」など社内のナレッジ共有や文化づくりにも役立っていますし、職域をまたいだ共通プロジェクトのため、部署の壁を越えた社内の一体感の醸成にも一役買っていると思います。
オウンドメディアふりかえり会で行っていること
毎月月初には「オウンドメディアふりかえり会」を行っています。
この会では、前月に公開された記事のふりかえりや、次に書く記事の共有を行っています。
会の具体的な流れは以下の通りです。
- 概要:ブログ全体のアクセス推移
- 個別記事の状況:先月人気だった記事、伸び率が高かった記事など
- 次回執筆予定記事の共有:タイトル案・ターゲット・見出し構成・キーワードなど
書きっぱなしにするのでなく、しっかりふりかえりをおこなうことで、より良いテーマ選定や記事内容にするために何ができるかをメンバーで考えています。これにより、メンバーのSEOスキル、ライティングスキルが向上することを目指しています。
PDCAで言うところの、
- Check:アクセス数やエンゲージメント率などの確認
- Action:全社としての方針調整(採用系/営業系記事のバランス、入れるべきテーマなど)
- Plan:次回記事の内容を相談、メンバーからフィードバックをもらう
- Do:執筆、公開
のうち、Check、Action、Planを会の中で実施しているイメージです。
次回記事の内容はスプレッドシート「オウンドメディアの記事管理台帳」を使って、誰が、どこに、何を執筆するのかを管理しています。メンバーは会までに執筆予定の内容について事前に記載します。「次回執筆予定記事の共有」ではこれをテレビ会議で画面共有しながら、フィードバックをもらいます。

GA4とLooker Studioでブログの成果を見える化
アクセス解析にはGoogle アナリティクス4(GA4)とSearch Consoleを使用しています。
これらを使うことで、以下のような情報が把握できます。
【GA4】
- 月ごとの記事閲覧数の推移
- 記事ごとの読了率やエンゲージメント時間
- 流入元(検索・SNSなど)の分析
【Search Console】
- クエリ(検索キーワード)ごとの表示回数とクリック数
- ランディングページごとの表示回数とクリック数
ただ、これらの管理画面そのままでは「見たい情報にたどり着くのが難しい」「他のメンバーに共有しづらい」と感じることがあります(特にマーケター以外のメンバー)
そこでGLASSでは、社内でのふりかえりに使いやすいように、GA4とSearch Consoleの情報をLooker Studioで可視化するテンプレートを作成しています。
例えば、以下のような指標を会ですぐに確認できるようにしています。
- 月ごとのブログアクセス数推移
- 人気記事ランキング
- 流入元の傾向(検索・SNSなど)
- 流入に寄与しているクエリ(検索キーワード)




シンプルな構成で、普段GA4やSearch Consoleを使わないメンバーにも分かりやすく、ふりかえり会でも重宝しています。
無料テンプレートのダウンロードはこちら
今回、GLASSが実際に使用しているLooker Studioテンプレートを、同じようにブログ運用を行う方々のお役に立てばという想いから、無料で公開することにしました。
使い方はシンプルです。
・Googleアカウントでテンプレートをコピー
・自社のプロパティに接続
・そのままダッシュボードとして活用
社内ブログの可視化・分析に使ってみてください。
まとめ:全社ブログ運用とデータ可視化で得られる効果
GLASSでは全社員でブログ執筆に取り組み、「オウンドメディアふりかえり会」でデータに基づいてブログを改善しています。この取り組みで以下のような効果を実感しています。
・「成果が見える」ことでメンバーのモチベーションが持続
・データに基づいた改善で、記事の質が向上
・全社的にマーケティング視点が育つ
今回ご紹介したテンプレートや運用の仕組みが、みなさんのチームにも役立てば嬉しいです。

株式会社GLASS CTO。2010年、株式会社日立製作所にてIT新技術の調査・検証、Project Management Office、システム開発、マーケティング業務に携わる。2017年、株式会社Webios 取締役副社長 / CTO に就任。2018年、GLASS開発チームに参画。
AWS,GCPでのクラウドシステム開発、Ruby,PHPでのスクラッチ開発、CMS,ECパッケージでのサイト構築(WordPress / WooCommerce, MovableType, EC-CUBEなど)、kintoneでのシステム開発などに携わっている。