Looker Studioにおいて以下のように本来ディメンションに日付だけ指定していれば、日付はグルーピングされるはずです。
しかし、極稀に以下のようにグルーピングが何故かされないケースに遭遇することがあります。今回はBigQuery をデータソースにしたケースで解決に向けた調査方法を紹介します。
調査方法
問題の発生している表の右上側にある「Powerd by BigQuery」の虫眼鏡マークを押します。
次に、「ジョブの詳細」のリンクを押します。
ここでBigQueryのコンソールでの実際のクエリが開かれ、実際にLooker Studioが実行しているクエリ内容と結果が表示されます。
この結果部分が表のデータそのままなので、クエリ部分がどうなっているのかを分析すると理由が自ずと分かります。
今回のケースでいうと、クエリの一部にLooker Studioの「計算フィールド」でディメンションの内容に応じた集計をしていました。このディメンションは最終結果には現れないのですが、集計結果には影響しており、その結果として日付がグルーピングうまくされない結果を生んでいることがわかりました。対策としてディメンションの処理方法を変更することで解決させました。
このように、クエリの中身が見れればSQLを使いこなせて、データソースの全貌を理解していれば問題の調査は非常に簡単です。是非トライしてみて下さい。
株式会社 GLASS代表。広告からSEOなどあらゆるデジタルマーケティングに精通するデータアナリスト。徹底的に現場に根付いた、スピーディーでシンプルなデータ分析環境の構築と施策推進を得意とする。
<経歴>
株式会社マイネットでモバイルCRMサービス(後にYahoo! JAPANに売却)のマーケティング部長、モバイルアプリ事業を立ち上げ。Googleで広告代理店営業マネージャーとして国内50社以上の広告代理店のコンサルティング。通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーとして大手企業向けのマーケティング支援に関わる。