サマリー
古閑税理士事務所様は、横浜市みなとみらいを拠点に、相続・税務相談を中心としたサービスを提供されています。
特に「一人で相続手続きを進めたい方」など、個人のお客様を主な対象とし、丁寧で親身なサポートを心がけていらっしゃいます。
今回、弊社では古閑税理士事務所様のWebサイトリニューアルについて、ヒアリングから公開まで約3か月、要件整理からSEO設計、デザイン、実装までをワンストップで対応いたしました。

クライアント様課題
リニューアル前のWebサイトはあまり力を入れていなかったため以下のような課題を抱えていました。
- 1ページ構成のためサービス内容が伝わりにくく、成約にも繋がりにくい構造
- 主要な地域系キーワードでSEOの順位が低い
実際、「みなとみらい 税理士」や「横浜 一人 相続 税理士」といったニーズに即したキーワードでの検索流入は、ほぼない状況でした。
リニューアルの目的
主な目的は、以下の2点です。
- 検索エンジンでの露出強化(SEO)
- ユーザーにとって見やすく、伝わりやすい構成への改善(UI・UX向上)
対応プロセス
データに基づいた施策に向けた計測環境整備
自社サイトのアクセス状況や行動観察、競合比較を行うためのツールの導入または利用してデータを整理しました。具体的には、
- 利用ドメイン、サーバーの特定と管理
- サイトのアクセス状況把握:Google Analytics
- ユーザーのサイト内行動把握:Clarity
- 競合比較:SEMRUSH、SE Ranknig
- 検索キーワード調査:Google キーワードプランナー、ラッコキーワード
- サイト内タグ管理:Googleタグマネージャー
- MEO、店舗情報管理:Googleビジネスプロフィール、Bing places for business、Yahoo!プレイス
のようなものになります。ツールの実装自体は導入依頼をして実装となると対応される会社次第では手間が掛かってなかなか進まないこともありますが、今回は利用中のドメインやサーバーなども含めて管理するのと、丸ごとお任せいただくことでスピーディーに進めることができました。


サイト構造の見直し
従来の1ページ完結型サイトを、サービスごとに分けたページ構成へ刷新。
ユーザーが必要な情報にスムーズにたどり着けるように、また滞在時間の増加や回遊性の向上を目指しました。

ブログ機能の新設
SEO対策の一環として、検索ニーズを意識した記事コンテンツを発信できるブログ機能を導入。
継続的な記事更新が可能になり、ロングテールキーワードでの流入増加を図れるようになりました。
内部SEOの強化
以下のような基本的なSEOを実施しました。
- タイトル・ディスクリプションの最適化
- パンくずリストの設置
- 構造化データの追加 など
検索エンジンに対して、情報の整理と優先度を明確に伝える設計を徹底しています。
モバイルファースト対応
スマートフォンユーザーを意識し、レスポンシブデザインを採用。
文字サイズやタップ領域にも配慮し、モバイルでもストレスなく閲覧できるUIを実現しました。
表示速度の最適化
モバイルユーザーの快適性を重視し、画像の圧縮やキャッシュ設定などを施しました。
これにより、表示速度による離脱防止やSEO評価の向上が期待できます。
成果
検索順位の大幅改善
リニューアル前は検索圏外だったキーワードで、明確なポジションを獲得できるようになりました。
「横浜 一人 相続 税理士」というキーワードで検索圏外からトップ10入りしています(2025年4月現在)。
表示速度の改善
PageSpeed Insightsパフォーマンススコア:53 → 85(約60%改善)
ユーザー体験の向上だけでなく、SEOにおける評価指標としてもポジティブな影響が見込まれます。
